更井 真理 SARAI MARI
フォトグラファー
奈良生まれ。アメリカ、カリフォルニア州Santa Monica College で写真と英語を学ぶ。卒業後、NYへ 渡り、フォトジャーナリスト経験を2年間果たし帰国。1999年に東京でファッション フォトグラファーとしてスタート。2005年単身、雑誌の世界に憧れ続けたロンドンへ活 動拠点を移す。Dazed&Confused, i-DやHarper’s Bazzar UK, Vogue UK等で活躍。2014年 NYへ拠点を移す。ファインアートでは、2011年に初の写真集となるNAKEDを、青幻舎 から出版。舞台はロンドン、東京のスーパーモデル達からアーティスト、時代の第一線 で活躍するアクティブな女性達が被写体。彼女達の開放的なネイキッドな姿を、更井の 親密さ溢れる眼差しで描写。男目線のヌードとは違う大胆さ、開放感は2010年代の新た な女性像を提示している。2017年、第二冊目となる写真集SPEAK EASYをイタリアの老 舗出版社DAMIANIより出版。SPEAK EASYの根底にあるもの、それは更井が常に、男 と女が社会の中で担うジェン ダーの役割に疑問を持っていた事から始まった。本作品 は、あらゆるジェンダーとセクシャリティの定義を祝い、それまで定められてい た定義 を削ぎ落として、その瞬間を写した集大成です。 2019年、更井の90年代からのスーパー ヒーロー、ワールドトップクラスのアートディレクター、ファビアン・バロン自らが手 掛けた更井のアメリカンドリームが実現された写真集第三冊目となるDELUSION。自分 が何者なのか、世間の期待と、表現したい自分との葛藤、生きることへの 恐怖心。更 井本人がずっと抱えている妄想癖、恐怖心にフォーカスし、恐怖や妄想をフィルター越 しに見つめ、本人の内面を撮り続けた作品集。
SARAI MARI
"Brooklyn Rabbit"
写真集 DELUSION 販売記念スペシャルエディション(サイン入り)
203×254mm